これでいいのか!!ノービス250

あー、えーといろいろ書きたいことがあるんですが、まずはよく転ぶ方へ。

「あー?そんな昔のこと忘れちゃったよ」ってかたはこちらを観てから

ziziさん編集のビデオ

転ばないでください 
転ぶと勝てませんよ。転んでも復帰できるのはもてぎのお情けです。復帰できるまで待ってくれるのは決して安くない金額をいただいちゃっている手前最後まで走らせてあげたいっていう仏心からですよ。ルールにあるからじゃありません。その前に気持ちがあって、ルールという実体になっているに過ぎません。

転ぶとレースがだれるのと、スケジュールが押すのと、転ばないライダーに迷惑なのと、後続のライダーが巻き込まれて迷惑なのと、マシンが壊れるのと、スタッフの手間が増えるのと、直後のクラス(具体的にはEXOPN)マシンとライダーに迷惑なのと、けが人が出るのと、けがをすると本人が大変だし家族はもっと大変だしメディカルの仕事が増えるし共済が使われて掛け金が高くなるし、まあそのほかとにかくナニもいいことがないので転ばないでください。そんなこと知ってるって?知ってて当然です。

転んでいる状態を思い出すだけでソートー嫌なものが込み上げてきます。怒っています。ムキィィィィィィィ!!!!!

どうするのか 
転ぶライダーは準備不足なことがあります。具体的にはまずファイナルをショートで合わせててください。これでリアタイヤを回しすぎてオーバーステアスリップダウンすることが少なくなります。他にもありますがそれは他の人に聞いてください。

十分な準備をした上で転ぶと言うことであれば練習が必要です。それはどこか別の場所ではなくて、もてぎの200mトラックで、ひとりではなく外側や内側にライダーを置いて制限練習をしてください。ひとりで練習してもレースでは走れないことが多いと思います。日曜日のレースではJr100の松本兄選手がとてもいいお手本です。あんなにできたらエキスパートで勝てますけど。

というわけで、レースを楽しむのであればレース前日に行われる特別スポーツ走行に行くといいですよ。ご存じですか、そうですか。では行きましょう。もてぎのスタッフのみなさんもせっかく用意して待っていてくれてるんですから。

そんなに走りにいけないよ、って。それでもやることは山のようにあります。 アタシの撮っている写真はそのためのものです。あなたと誰かを比べるために撮っています。ご自身のライディングにうっとりするのも結構ですが、それだけではなく誰かとあなたを比べてください。そこにヒントがあります。

レースは本気でやるから面白い 
いえね、転ぶヤツは本気でやってない、とか言うつもりはありませんよ。それは本人の感じるところであってアタシの関知するところじゃありませんから。ただね、ノービスのうちから「一か八か」なんてレースをするものじゃありませんよ。それは本気でやっていても方向が違ってます。

勝つためには転んでも仕方がないところまで踏み込む、のではなくて、転ばなくても出せる成績をちょっとずつ上げていくことが重要です。でないと、いくつ体があっても足りませんよ。ダートトラックってのは低ミュー路面のおかげで50歳くらいまで現役で、しかもトップカテゴリで戦える数少ないスピード系競技です。だからゆっくりと成長していけばいいんです。

まあ、あれですよ。いつもの「転んではいけない」の焼き直しなので始めて読む人以外はスルーな方向でも結構です。じゃあ、書かなきゃいいんですがジジイなのでその辺は仕方ありません。

このままトップ3に勝たせちゃっていいのかな? 
俺は転ばないよー、ってあなたにも言いたいことがあります。

林、後藤、遠藤の三選手がレースに出続けると他の人が勝たない可能性がありそうです。他の選手は来年まで昇格を狙っていないんでしょうか。

今回勝った林選手は練習も来てませんし、尾てい骨にヒビをいれて、半月板を切って、その上○○してるのに、それでも危なげなく勝つワケですよ。

そういうことでいいんですかね。仮に上の三選手がシリーズ優勝しても「他の二人を抑えれば勝てると思ってました」なんてコメントを聞くことになりますよ。

速いとかうまいとかってのは他の選手にだっていえることなんですが勝つには他にも必要なものがあるんですよ。十分な準備ってのはそういうのも入ってるんですが、中身は知りません。むかし、えらーいライダーが「グリッドにつく前に勝負は決まってる」と言っていたことを思い出します。

ちょっと矛盾するようですが……

特に今回、後藤選手はいろいろあって、それでもあきらめないでがんばっただけにその辺の××を是非身につけていただきたいと思います。××ってのはもったいぶって書きません。悪しからず。