決勝の周回数はなぜ12周なのか

それは時計の時刻版の刻みを意識しているからです。ウソです。

コンキョは示せないので年寄りの世迷い言と思ってもらってもいいんですが、その昔は切りよく100周したらしいですよ。その昔、どっかのサイトで読んだ気がします。でね、まあそれじゃ長いってんで切りよく半分の50周になり、その半分の25周になった。そうGNCのファイナルはこれで25周というわけですよ。で、その半分でアマチュアナショナルとかもてぎのダートトラックレースは12周になってるらしいですよ。なんで13周じゃ無いのかというは、知りません。知らないですけどまあ、想像つきますよね。

でわ、なんで25周とか12周なのか?これも知りません。知らないんでこの先は完全に妄想ですが。

いろいろちょうどいいんでしょうけど、やっぱり距離とか時間のバランスなんでしょうね。リザルトを見てると2周遅れってのはなかなか見ないですな。と言うことはその辺のバランスもあるんじゃないかなと思うんですよ。というのはダートトラックってのはイン側をビチッと閉めてるとなんとも抜きにくいレースですがこれはバックマーカー(周回遅れ)でもあまり違いがないように思います。バックマーカーの処理も優勝するため大事な要素ですが、理想的にはバックマーカーのようなデブリ(ゴミ)の影響のないレースなのかな?と思ったりして。

ダートトラックの魅力ってなんでしょう。アタシにとっての理想のダートトラックってのはサイド・バイ・サイドでターンを駆け抜けていく、そんなイメージですよ。3rdターン入り口で先行するライダーのイン側に追走するライダーがピタッと寄せる。向きが変わって2台が身を捩るようにハイサイドへマシンを滑らせながら加速していく。フィニッシュラインへはどちらが先に届くのか……。そういうイメージをカメラに納めたいと思っています。乗らなくていいの?ってのはまあ、聞かないことにしてください。あははh。

だから、フィニッシュライン手前にバックマーカーが居て、どちらかのラインがふさがれるような状態を作らないようにしたいですねえ。そんなことになったら、もうすっかり興ざめですよ。バックマーカーが多量に発生する前にレースを終わらせるってのは、ダートトラックレースをデザインする上で重要な要素です。

というわけで、GNCの25周とかアマチュアナショナル12周ってのはバックマーカーを大量に発生させない周回数ではないかと思っている、というお話です。

バックマーカーが悪いのか 

どこからも文句はきていませんがわかりにくいといけないなと思って追記しておきます。

バックマーカー(周回遅れ)が発生するのはバックマーカーが悪い訳ではなくてレースのデザインがそうなっているからです。アクシデントがなくレースが終了したときに先頭と最後尾の車両の差が4秒くらいだとダートトラックレースでは周回遅れは発生しません。しかし実際にはバックマーカーは発生します。その原因のひとつに技術レベルを揃えるだけの参加者が足りないからではないかと思っています。GNCのように16のグリッドに対して100ものエントリーがあるとファイナルレースはその上澄みだけで行うことになりますからライダーのベストラップの差が1秒もない、なんてこともざらかと。これに対して予選落ちのないレースではベストラップの差に周回数を掛けただけでも周回遅れが予測できるなんてことになるのだと思います。参加者を増やすことでグリッドにつくライダーのタイムを揃えることでバックマーカーが減るんじゃないかと思います。

そのうちもちっと整理できたら書くかもしれませんけどダートトラックってのは他のレースよりもレース時間が短いんです。現在のフォーマットに落ち着くまでには紆余曲折があったようですから相応の理由があるんだと思うんですよね。