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転んではいけない 説教のつづきのつづき

レポートも上がらない内から…、ええそうですとも。誰も聞きたくない説教ですよ。

さて、今回のレースで転んでる人がいましたね。まあ、誰とは言いませんが。

以前から「レースでは転んじゃいけないよ」と以前から申し上げているつもりですが。

flattrackexpress.hatenablog.com

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どうやら、まだご理解いただいていないようですのでまた性懲りもなく書く訳ですが。レースで転んではいけません。くどいようですがレースでは転んではいけません。もう一度いいましょうか、レースだけは転んではいけません。

さて、いろいろな理由でレースで転んではいけないと書いてきましたが。同じ事を言っても仕方がないので違う方面から。

転倒後復帰不可ってのはどういうことよ 


転倒するとレースに復帰できなくなるルールが適用されてるクラスの参加者は「それどうよ」と納得していないのかもしれない。GNCにだってない。しかも数年前はバタバタ転んでいたし、もっと前はルールを悪用して転んでいるとしか考えられないライダーもいた。しかし、今は転倒後復帰禁止というルールがある。他の競技にはないルールが適用されるには理由がある。詰まるところ転倒が原因となる事故が多すぎてレースが開催できなくなるからだ。*1

これからここに挙げるその復帰禁止ルール採択に至る過程は、レース関係者から私が聞いた話や受けた影響を総合し、想像したものなので外している可能性も多分にあることを予め断っておく。

なぜ復帰させないのだろう 

なぜ転倒した選手を復帰させないのか。それは、一度転倒した選手は何度も転倒するから。転倒は即ケガや死亡事故に繋がるから。転倒させない、転倒に繋がる可能性を摘むにはそれが最も有効だから。他に理由はない。

転倒が増えるといいことがない。極言してしまえば転倒ばっかりする連中には「レースお断り」の札が貼り出されることになる。それでも転倒が減らなければ「レースをやめてしまえ」と声が上がることになる。そのとき原因となる転倒を繰り返すライダーは、あるいはその周囲のライダーは「仕方ない」と笑って受け入れられるだろうか。

リスク管理 

「オレがどれくらい転倒してるか調べてないだろうって?」そう私は調べていない。しかし「危ない」と称されるライダーがいることをあなたは知っているだろうか。あるいはあなたには自覚があるのかもしれない。だから復帰できない事に納得できないのかもしれない。

なぜだろう、根拠になる記録がないのに「危ない奴がいる」と思うのだろうか。それは実際に危険な場面に遭遇して記憶に残るからだ。一度でも転ばされたり、突っ込まれた経験がある選手なら、原因を作る選手と併走しようとは思わないだろう。それが本能的な自衛行動だ。

私は誰が転倒してどんな状態になったか記録していない。そう、だから私に「オマエは危ないヤツだ」と言われてもあなたは全く痛くも痒くもない。「そんなのイカレタ写真オタクの妄想だ」と言い切ることができる。しかし、誰かが調べていて「あなたの平均転倒率は実走行時間10分あたり1回」と言ってくるかもしれない。しかも他のライダーには転倒の履歴がないのだ。然るべきところから調査結果が出てきたときあなたには否定する術があるだろうか。あなたも転倒率の記録を持っていればよいのだが。

転倒リスクの回避 

’07もてぎダートトラックRd5では善いレースも悪いレースもあった。悪いレースは今は挙げない。オープニングラップの1ターン、そのまま進行すれば明らかに多重事故が発生しかねない状況を、一瞬引くことで回避したライダーが走ったレースはその後展開も滞る事無く進行し目の覚めるような善いレースだった。

結果、そのライダーは優勝しなかった。惜しい1勝だろう。しかし、代わりに得た物があったのではないか。無理をすれば勝てたかもしれない。しかし転んでいれば間違いなく最後尾に落ちる。ほんの少し我慢するだけで優勝はせずともポイントはきちんと獲得した。

そして彼がこの先経験するであろう難しい状況を的確に克服する自信になったと思う。ダートトラックライダーの旬は他の競技よりも長い。他の競技よりも長く楽しめるのだ。無理をせずとも少しずつ巧くなっていけばよい。

転倒しなかった、というのは結果だ。しかしそこには過程がある。転倒が発生しなかったのは単なる偶然ではない。転倒しない、という強い意志とそれを支える技術が転倒を抑え、事故を減らしケガから身を守る。

そして、自分の身を守ると言うことは他の選手の生命を尊重し、レースの存続にも貢献している。

ルール 

転倒は即ケガや死亡に繋がる、危険な事故だ。それはノービスクラスでも全く変わらない。ルールで転倒後の復帰は許されていても、ケガや死亡のリスクは他のクラスと大した差はないのだ。スタート後の1ターンで転倒し首や脊椎に車体が乗った時の事を想像して欲しい。次の瞬間あなたは車体を起こしレースに復帰しているだろうか。

ポジティブリスト 

転倒者リストがあるだろうか。ケガ、あるいは救急車の出動リストはリスク管理には必須のもの、だからきっと転倒者リストもあるだろう。では転ばない人リストは、何になるのか。ただ転ばないだけだ、そういう意見もあるだろう。

もしも誰か抜けの少ない正確な形でレースを記録してくれているなら、無転倒者を教えて欲しい。ここでやってもかまわないなら、無転倒のポジティブリストに挙がるライダーとして讃えたい。最近は転倒するライダーが少ないからリストに上がる人が多いだろう。個人としては副賞は何も出せないがとにかく讃えるだけの価値がある。そこに挙がるライダー達のおかげで共済費の料率は抑えられ、レース中の安全が、レースの開催が維持されているだろうから。

コメント

↑のお話、ライダーの家族としてとても共感しました。追記して下さい。コースを出るまで気お抜くなと言うことも!自分がゴールしていても、後続ライダーに気を使え!とも! -- Oの母?

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