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転んではいけない 説教のつづき

いまインデックスを作り直してアップしているところだけどそれだけではヒマなのでこの間の説教を改めてしたいと思う。説教がしたいのはもうジジイなったせいだと思うのでみなさんには退屈でもおつきあい願うことにする。

特にノービスのみなさん

なんで転んではいけないのかと云うと転ぶと勝てないから。他の理由はアトで挙げるけどレースという行為に対して最も直接的で重要な理由は他にはない。ダートトラックってのは転んで復帰して勝てるほど余裕のあるレースじゃあない。他のレースと比べてもレース時間や周回数が短いのだからスタートでミスるだけでも勝てなくなるのに、転んで勝てるわけがない。

でも「スタートの後の一周目は転んでも復帰が認められてるでしょ」ってあなた、復帰はできるけどグリッドはペナルティラインからになるんだよ。四列目からスタートして勝てる?

後はいくつか副次的な理由を挙げる。転ぶとケガをしたり、させたり、バイクが痛んだりレースの進行が滞ったり、共済費が跳ね上がったり、家族が心配したりしていい事が一つもない。 もし転んでも復帰後に勝てるようならそれはあなたのいるクラスが間違っているか、ルールに不備がある。もう一度云う、転んでいいことは一つもない。

転倒とはナンなのか?

物理的な面を見れば転倒は物理的な限界を超え走行が維持できなくなった時に発生する。わかっている?そう、そんなことは誰でも解っている。では転倒の意味は。

転ぶことはとても魅力的なのであなたが転ぶことへの欲求を断ち切るのは難しいことは私も知っている。転ぶというのはとても劇的でまるで潔さを象徴するかのような行為なので、ラップリーダーで転倒、最下位という結果でも「ぎりぎりまで踏み込んで転んだのだから仕方ない」ということを自分と周囲に承認するよう要求する。

例えば、中途半端な成績を残すよりも一か八か、勝ちかそれもとDNFか、という戦略もある。持てる能力を使い切っていれば確かに勝つこともあるだろう。この戦略は勝ったときはいい。得意な状況で乗れていれば少々無理をしても転ばずに勝ち抜けることができる。では限界を超え転んでしまえば?。負けているのだろう。もしかすると誰かを巻き添えにしているのかもしれない。

一か八かの戦略を続け優勝か転倒かのレースを積み重ねいくとき、あなたの勝利は皆に喜んでもらえるのだろうか。他の選手は勝利と引き替えに自らの身体や生命を転倒リスクに曝しているだろうか。いいときはいい、でも転ぶかもしれない、そんな選手とあなたはターンに並んで飛び込めるだろうか?

むしろ、ぱっとしない成績でも、技術を身につけ状況に応じて車体や体調を調整し思った通りのレースができたとき、その結果の成績こそに価値がある。結果を積み重ね、成長し続けることこそがこの競技の肝なのだ。ダートトラックは他の競技に比べ選手の現役時間が長い。年を重ね、身体のピークを過ぎても積み重ねた経験と技術で状況を的確に判断しマシンやライディングを調整することで、体力や反射で勝ることのできない若い選手に対抗することができる。つまり状況を問わず安定した結果を残せる選手にこそ価値がある。

レースには何が起こるかわからない。安全マージンを残し危険な状況からできるだけ遠ざかる必要がある。だから転んではいけない。安易に転倒を選ぶ事はつまり、残るはずの成績を失い、身体や金銭の他に信用までも失う可能性を高くしていく。

巻き込まれる

転倒に巻き込まれたから仕方がない。そういう事故もある。確かに避けようのない接触はレースでも起こりうるし、実際に発生する。「だから…」といって転倒しやすい状況に甘んじるのは決して得策ではない。危険を避けなければそれはあなたにも害を及ぼす事になる。レース中のリスク管理はライダーであるあなたにしかできないのだ。もし危険な状況やライディングを発見したらあなたにはそれを回避する必要がある。これを回避せず危険と併走することはギャンブルに他ならない。一定の確立で事故に巻き込まれることになる。つまり危険な状況を生み出すことに荷担していると云わざるを得ない。

あなたにはあなたと他のライダーの身体や生命を守るために危険を回避する必要がある。転倒に巻き込まれる危険を避けるため、無理をすれば得られたであろう順位を落とし不本意な結果を記録に残したとしても一度や二度勝てなかったらと云って悔やむ必要はない。安全で安定したライディングをする選手はリザルトが良い優れたライダーであることを証明する。

転ばないために

転倒は癖なので転び続けると治りにくくなる。ダートトラックを始めたばかりのライダーの転倒は「転んでもいいや」と思うから転ぶのであって、自ら転ぶ状況を予め作り出して、その通りに体を動かすからだ。しかし、あなたにその自覚があるかはわからない。あなたにとって簡単な矯正方法は良い優れたライダーに教えを請うことだろう。その次は自分の姿と目標にしているライダーの姿を比べて相違点を洗い出すことだ。ビデオや写真を見比べ違いを探すことは難しいことではない。目標にするライダーの写真はあるが自分の写真が無くて比べようが無いのであれば私に「撮って欲しい」と云えばいい。それくらいは私にも手伝える。

しかし、その先はあなたにしかできない。教えや映像から転ぶ理由と速く走る理由を見つけ出し、体系化すること。良い優れたライダーと自分の違いを自覚して体を意志の通りに動かすこと。この二つははとても難しい。意識を集中させ思考や練習を重ねるしかない。

まとまらないな

説教が臭いので煙たい感じですが、これでもソートー、トーンダウンしているんですよ。物理的にとかネットワーク的に近い人にはもっと極端でバランスの悪い持論を展開しているので辟易されているのですよ。そこまでは必要ないだろうと思って今日はここまで。